「体験」をデザインする。Part1

みなさま、ごきげんよう。

Classical Princess Japonのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

この仕事を始めてから、

Classical Princess Japonの事業説明を

様々な場所でさせていただく機会がございます。

 

 

オフィシャルな場所では、

 

「明治期の着物バッスルドレスの研究調査・制作および

文化財施設での結婚式・成人式前撮りのお客様、

観光客の方への着用撮影体験のプロデュース」

 

と表現しています。

 

すると、「それって、貸衣装屋さん?」とか「変身写真館?」

という疑問が投げかけられることがあります。

「まぁそんな感じです」ということにしてしまえば楽なのですが、

「厳密にいうと違うんだよな~」という思いは拭いきれなかったりします。

 

というのも…

まだ始めて間もない事業ではありますが、

お客様と接する中で、写真館や衣装店以上の価値を見出して

くださっているということがよく伝わってくるからです。

 

あるお客様は、

「白いエプロンのスタッフと、「ごきげんよう」という挨拶で気分が高まった。」

またあるお客様は、

「以前行った変身写真館では、流れ作業という感じがしていたが

マンツーマンな体験ができて嬉しかった。」というご意見。

また、「ドレス着用体験で初めてこの施設を訪れたが、

正直、地元にこんな素敵な場所があるとは知らなかった。」

といったご意見をくださる方もいらっしゃいます。

 

そういったご意見を頂くたびに、

きっと、私たちがデザインしてるのは、

「体験」という目に見えないものなのだということを感じています。

 

以前から観つづけているテレビ番組のひとつに

「スーパープレゼンテーション」という番組があります。

アメリカのTEDという、各界のリーダーが自分の専門分野について

一般聴衆向けに語るプレゼンイベントが扱われている番組なのですが、

この頃「デザイン」に関するトピックが目立つように思います。

 

元来、「デザイン」というと、たとえば洋服のデザインであったり、

製品(モノ)の形を作る作業を指していました。

しかしデザインはモノの範疇を超え、コト(体験)をデザインする時代に

なってきたのではないでしょうか。

当事業でいえば、ドレスの歴史的な背景を調査する局面から、

ドレスの製作、そして実際にお客様にサービスを届けるまで、言い換えれば

「アカデミックな部分から接客に至るまで」を全てひっくるめて

デザインしていく必要があると考えています。

 

東京オリンピックに向けてインバウンド需要が

さらに高まることが予想される今日この頃。

でも、日本の観光産業の現場を見ていると、

「体験」のデザインって、こんなものなのかな?

まだまだ成長の余地があるのでは?

と感じることが多々あります。

 

私個人としては、オリンピックを期に、

更に上質な「体験」の機会が生み出され、

しかるべきコンテンツとして提供されてゆくことを願ってやみません。

 

でも日本にある「おもてなし」の心。

これは質の高い「体験」を形作ってゆく上では

この上ない材料となると考えています。

 

つづく。