「体験」をデザインする。~起業の種~

みなさま、ごきげんよう。

Classical Princess Japonのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

昨日から、「体験」をデザインする、をキーワードに

ブログを書いております。

 

さて、私がこの仕事を始めるに至った理由。

いくつかあるきっかけの一つとして、大学院生時代に

ある経験をしたことが挙げられます。

 

その年、私は横浜の観光親善大使として

とある都市にご招待いただき、表敬訪問させていただきました。

 

その街には、大変立派な明治時代の洋館があり、

中でドレスを着て撮影ができるコーナーがありました。

個人的にはそのコンテンツを楽しませていただいたのですが、

ちょっと、気になることがあったんですね。

 

それは…

 

「なんか、ちぐはぐな感じがする。」

 

という…、極めて直感的で、漠然としたものでした。

 

重ねておことわりしますが、

その機会自体は、ひとりのツーリストとして

大変楽しませていただきましたし、

歴史的建造物に気軽に触れるよいきっかけに

なるということは今でも思っています。

 

ですが。

 

今よりもっと若かった私は、

何かこうもっと、こうした機会を本格的なエンタテインメントに

伸ばしてゆけるような、そんな可能性を、

感じていたのでした。

 

幸か不幸か、社会学の研究をしていた私。

まずはその時代に一体何が着られているのかを

調べてみることにしました。

 

すると、

横浜の港に西洋のドレス文化が持ち込まれたこと、

その時ヨーロッパで流行っていたドレスが、

「バッスル」というおしりの部分が膨らんだ形であったこと、

そして、東京・日比谷に設けられた鹿鳴館で、

“鹿鳴館の花”と称された貴婦人によって、

着物地のドレスが着用されたこと、

やがて着物は海を渡り、ヨーロッパの貴婦人にも

着物地のドレスが愛用されたこと、

そうした史実を目の当たりにしました。

 

そして、全く異なる二つの文化が融合したドレスからは、

美しさだけでなく、日本女性の強さや豊かな創造性が

感じられるようにも思えました。

 

私が感じた、“漠然とした違和感”への

答えのひとつがここにあるような気がしました。

 

そして、

「どうしてこんな歴史的なストーリーがあるのに、

あまり知られていないんだろう。」

「この美しくて強いドレスが、現代に甦ったらどうなるのかな。」

ということを考えるようになりました。

 

同時に、現在の社会構造の側面からも、あること気づきました。

 

それは、“漠然とした違和感”へのもうひとつの答えでも

あったのです。

 

つづく