「体験」をデザインする。~起業の芽~

みなさま、ごきげんよう。

Classical Princess Japonのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

さて、前々回から、“「体験」をデザインする”をキーワードに

ブログを書いております。

 

前回は、私・佐々木が歴史的建造物でのドレス撮影体験をきっかけに

国内外の資料を紐解き、当時の貴婦人が愛用した「着物地のドレス」

のストーリーに出会ったお話をさせていただきました。

 

そして、当時大学院で研究をしていた私は、

「どうしてこんな歴史的なストーリーがあるのに、

あまり知られていないんだろう。」

「この美しくて強いドレスが、現代に甦ったらどうなるのだろう。」

ということを考えるようになりました。

 

よくよく調べてみると、本格的な着物バッスルドレスを一から製作し、

歴史的建造物や文化財施設にて

質の高い着用体験を提供している事業、

というのもまだありませんでした。

 

なぜ、無かったのでしょう?

 

その要因はいくつもあります。

 

たとえば、

・コストをかけてドレスを作るよりも、中古のドレスを買って

 貸し出す事業をしたほうが安上がり

・研究者としての研究調査の能力がある人がいても、

 それを実務に落とし込むことは専門外

・歴史的建造物や文化財施設は公共の建築物であったり、

 企業の持ち物であったりするため、そもそも活用するための障壁がある

などなど…

 

端的に言ってしまうと、観光コンテンツに関わる

各分野の連携がうまくいかないため、

せっかく魅力ある歴史的ストーリーがあっても、

それを活かした付加価値の高い体験というものが

提供されてこなかったのです。

 

言い替えれば、

◇歴史的な事実を紐解く能力を持った研究者

◇魅力的な観光コンテンツや文化プログラムを企画立案するプロデューサー

◇各地方の歴史的建造物/文化財施設

この三者の連携がまだ十分ではなく、今後さらなる発展の余地があるということです。

 

もし、三者の連携をスムースにすることができれば、

各地方に眠る貴重な建造物の価値を押し上げる仕組み作りが

できるのではないかということを私は考えました。

 

そして…

古い建物や和裁の技術・職人が失われつつあるこの日本において、

それらを活用し、人々に愛され、尊ばれるコンテンツに変えることができれば、

日本の歴史を次の世代へと受け継いでゆくことにもなると感じました。

 

 とはいえ。

当時大学院生時代だった私は、残念ながら

史実を紐解く力があっても、それを新しいエンタテインメントに

落とし込む能力はありません。

だからこそ、もし自分に、歴史的な事実を

魅力的なストーリー/体験に変える能力があれば、

国内外に誇れる観光コンテンツが作れるように思えました。

 

そのような思いで私が就職したのが、電通という広告会社でした。

(電通時代のお話をここですると少し長くなりそうなので、

また日を改めてさせていただきます。。。)

 

そして、少しずつでも自分の思い描いた夢や

ミッションを形にしてゆきたいという思いから、電通を退社し

この事業をスタートさせました。

 

現在、各地の歴史的建造物やご関係者様のご協力を得ながら

「大人のための上質なプリンセス体験」をキーワードに

多くのお客様に体験をしていただいております。

 

GalleryInstagramに掲載しているお客様のお写真は、

こちらで手配したモデル等の写真は一切なく、

これまでにご参加くださった実際のお客様のお写真です。

みなさま、気高く、美しく変身されている様子が

ご覧いただけるかと 思います。

 

まだまだ産声を上げて間もない事業ではありますが、

日本の歴史文化を愛する素敵な方々に支えられて

事業が少しずつ育ってゆく手応えを日々感じております。

決して現状に甘んじることなく、

更なるサービスの改善・発展に努めてゆく所存です。

 

Classical Princess Japonの取り組みに、

今後もご注目いただけましたら幸いです。